マリーナ海岸局のネットワークシステム

かけがいのない人と自然“海”を愛する、皆様の“安心と安全”をサポートします!

船舶共通通信システム(国際VHF無線機)マリーナ海岸局の設立について

マリーナ海岸局の役割の重要性

先の震災において携帯電話また一般電話回線等にて全国から安否を確認するため通信が集中し、通信回線の容量が超えたことによる不通状態や通信制限(つながりにくい)され、また回線設備が破壊されたことも加え、危険を回避する為の重要な通信が円滑に届けられないという事態に陥りました。結果、多くの人命や財産を危険にさらしてしまったという痛ましい体験を教訓に、日頃から安全のための情報伝達通信として、携帯電話、また一般電話以外に海上において船種や用途の区別なく交信が可能な船舶用世界共通通信システム(国際VHF)と陸上(マリーナ海岸局)の無線設備を確立することが改めて重要視されることとなりました。

迅速な遠隔操作

各マリーナ施設(通信所)から速やかで迅速な遠隔操作で安心!

マリーナ海岸局では、所属する船舶の航行の安全に関する通信ならび緊急事態が発生した場合、適切な情報を個別、また一斉送信により、速やかにまた円滑に呼出しと応答をします。
マリーナスタッフ(無線従事者)はいつでも無線操作できる環境を確立します。
選任された無線従事者が遠隔操作専用システム機を利用して円滑な通信をいつでも運用します。
※各施設に専用回線(NTT光回線)を利用します。

船舶の位置情報検索表示システム

マリーナ海岸局では、所属船舶との音声通信に加え、所属船舶から自動また任意に送信された位置情報をマリーナの既設PCで表示します。
※既設のPC(専用ソフトをインストール)の専用電子海図上に登録された各船舶の位置情報が表示され、同時に受信船舶履歴データが保存されます。したがって、日常的に所属船舶の動静の安全管理をします。
※無線機本体のDSC(デジタル選択呼出「受信」装置機能利用)